1993年5月15日から始まって

  • 2020/4/30
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先日、NHKBS1で、1993年5月15日のJリーグ開幕戦、ヴェルディ川崎対横浜マリノスが放送されていた。当時、遊園地で働いていた私は、定時まで仕事をすると、キックオフに間に合わないと、タイムカードを同僚に託し、定時を前に、遊園地の裏口から抜け出し、誰にも見つからないように急いで家に帰った。いや、なんなら見つかっても別に構わない。理由を聞かれれば、嘘などつかず正直に答えようと思っていた。仕事よりも何よりも、Jリーグの開幕戦は私にとっては大切なことだった。ほとんど客のいない寂しいJFLの試合を何度も見てきた私にとって、日本にプロのサッカーできるということは、想像すらできないことで、一大事だった。

家に帰って、ほぼ正座状態で試合を見ていた記憶がある。興奮して試合を見たというよりも、なんだか夢の世界に吸い込まれているようで、何もしゃべらず、テレビの画面に没頭していた。だから、現実味がなかったし、結果はもちろん覚えているけれど、ゲーム内容は今一つ覚えていない。

だから、何度見ても、この試合は発見がある。こんなシーンがあったのか?というシーンに見るたびに出くわす。そして、いつ見ても古くならないし、懐メロ感もない。

でも、27年も前のことである。今や、この当時生まれていなかったJリーグファンも増えてきた。スタジアムに鳴り響くチアホーンとブブゼラと思っていた人もいたみたいだ。そんな1993年から、Jリーグ熱中度に濃淡はあるものの、26年も27年も楽しませてもらってきた。

現在、Jリーグは中断中だが、27年も楽しませてもらっているので、ほんの数か月中断したくらいで、Jリーグへの恩がなくなることはない(少し寂しいけど)。そして、今後20年間、50年間Jリーグが続くために、自分が死んだ後も、Jリーグを楽しめる日本になってもらうためにも、この中断は非常に大事な期間だと考えるようにしている。

だけど、サッカーの話はしたい。「ひらはたフットボールクラブ」はそんな場になればいいなと思っている。過去を懐かしんでもいいし、未来に思いを馳せてもいい。みんなで、楽しくサッカーの話をしていきたいと考えている「ひらはたフットボールクラブ」代表 ひらはたでした。

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