5月15日です。

  • 2020/5/27
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今日はJリーグが開幕した日。あれは1993年だったので、27年が経過し28年目に突入ということになります。 1993年5月15日、当時一人暮らしをしていた大阪の塚本というところにある狭いワンルームマンションで、 ヴェルディ川崎対横浜マリノスの試合が映し出されるテレビの画面を一人静かに食い入るように見ていました。

日本にプロのサッカーリーグができるなんて信じられなくて、現実感があまり湧いてきませんでした。 だから、試合の結果は覚えてはいるものの、試合内容は明確には覚えていませんでした。だから、 この試合はその後何度も見ていますが、見るたびに発見があります。

あの日の国立競技場から放たれる熱は尋常ではありませんでした。 スタジアムに足を運んだ人の高揚感はもちろん、Jリーグ創設に向けて尽力された多くの人の想いや、 ピッチに登場した選手たちの喜びが痛いほど伝わってきたものです。

あのピッチに立っていた木村和司氏にあの試合について話を聞く機会がありました。 一体、どんなことを考えてあのピッチに立っていたのか?「どうすれば、観客の人に喜んでもらえるか?それだけを考えていた」。 まさにプロの言葉。 そして、あの日ピッチに立っていた選手たちは、みんな同じようなことを考えていたのではないでしょうか? なぜなら、選手たちはファウルを受けても、痛がることもなく、クレームを言う訳でもなく、すぐにプレーを始めていたからです。

現在、Jリーグは中断中。 選手たちはYouTubeなどを通じて多くのことを発信しています。 きっと、Jリーグが好きな人たちに喜んでもらおうという意識が高まっているからだと思います。 それは、形は変われども、1993年にピッチに立っていた選手たちと根っこは同じ。 「どうすれば、観客の人に喜んでもらえるか?」。 サッカーで表現することができない今だからこそ、選手たちの意識はきっと高まっているのです。

新型コロナウイルスの影響もあり、Jリーグは中断中ですが、 このことにより選手たちの意識が今まで以上に良い方向に向かったなら、 Jリーグが開幕した時のような熱い想いになれたなら、それは良いことだし、 近いうちに始まるだろうJリーグに大きな期待を持つことができます。

今年は、今までとは違ったシーズンになりますが、 だからこそ良いシーズンに、忘れられないようなシーズンになることをJリーグの誕生日に願う 「ひらはたフットボールクラブ」代表ひらはたでした。

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