このご時世、再放送など過去を振り返る番組が多く、少し前になりますが、TBSでドラマ「仁」の再放送がありました。 私はあまり歴史に事はわかりませんが、寺田屋事件のシーンが始まります。 坂本龍馬が襲われ、危機一髪のシーン。 「坂本さん、うしろ～！」という声が響き、シーンが変わって坂本龍馬は難を脱し、鹿児島に姿がありました。 坂本龍馬の危機を救う大声を上げたのは三好慎蔵。 あれれ、三好慎蔵を演じていたのはわたくし、ひらちゃんでした。 くそ演技で失礼いたしました。恥ずかしい。 「坂本さん　うしろ～！」と言ったのは間違いなく私演じる三好慎蔵さんでした。 ただ、画面に三好さんは映っておらず、声だけが響いていたので、何となくそのシーンは過ぎ去っていきましたが、 あの「坂本さん、うしろ～」と叫んでいたのは、間違いなく私演じる三好慎蔵さんでした （画面に三好さんが映っておらず、だれも気付いていないと思ったので、小さめにアピール）。 ではなぜ、私がその役を演じることになったのか？TBSの関係者の方はその理由を教えてくれました。 「三好慎蔵に似ていたからです」。 演技力などではないことはわかっていましたが、実在していた人物に似ていたからという理由で、 その人物の役を演じることになるなんて、なんだかんだいってもおもしろい世界なのです。

サッカーの仕事でも、実際にリーグ戦が行われていないので、テレビの世界と同じく過去を振り返る仕事が多くなりました。 ベストイレブン、過去の最強チームなど昔に思いを馳せるようなことが増えました。 現実のリーグ進行中は改まって昔を振り返るような時間もスペースもないので貴重な機会だったし、 昔を振り返る思い出話は楽しく、微塵も不満はありませんでしたが、振り返りまくったことによって、 現在進行形のサッカーの話がしたくてしょうがなくなってきました。 でも、現実にはリーグ戦も行われていないので、仕方がありません。

しかし、ようやくJ1・J2再開、J3開幕の日程も発表され、各クラブ練習再開、 練習試合の報道が少しずつ聞こえるようになってきて、 過去を振り返る話題よりも近い未来を予想するようなサッカーの仕事が増えてきました。 いや～本当に楽しい。まだ誰も見ていない未来のことをあ～でもない、こ～でもないと話し合う楽しさ。

移動制限も緩和され、プロ野球も始まり、少しずつではありますが日常が戻ってきつつあります。 そして、Jリーグがスタートするまで10日を切りました。 始まってしまえば、過密日程でもあり過去を振り返るような余裕もないはずですが、 思いっきりシーズンを楽しんで、シーズン終了後ゆっくり過去を振り返ることに決めた 「ひらはたフットボールクラブ」 代表　ひらはたでした。